
皆さん、こんにちは!代表の古川です。
私が普段レッスンしているときに特に強く意識していることが「次のレッスンまでにこの生徒さんはどのような状態になってほしいか」ということです。
つまり1週間あったとしてどのくらい普段練習してほしいかということです。
今日は講師側から見た生徒さんへの練習時間についてのお話をさせていただきます。
■講師側が宿題を出す場合の適正量について
講師も鬼ではありません笑
ただし、少しでも生徒さんに成長してほしい!と願っているので「何とかできそう」くらいの宿題を出す場合があります。
その塩梅(あんばい)は非常に難しいのですが、、、次回レッスンまでの時間と普段の練習量、前回から今回までの成長過程を見ながら適正な量の宿題を出すようにしています。
また、生徒さんが受験生などの場合は受験日も考えてちょっと難しい宿題を出す場合もあります。
生徒さん自身で考えて何とか最適な演奏をしてほしい、またはどんな演奏をしてくるのだろう、という期待もあったりします。
生徒さんに応じて全く異なりますが無理難題は言わないように気を付けています。
■常に生徒さんの技術、音楽性向上を願っている
私の場合、「技術」=テクニック と 「音楽性」=音楽的な演奏 は分けて考えています。
また、練習の時のみ、「音楽性」は成長すると考えています。
レッスンの時間というのは楽器に向かっている時間のほんのわずか。。
音楽性の向上は一定量ずつ伸びるのではなく生徒さんの感性が良くなればどんどん吸収して練習しながら伸びていくということをレッスンを通して実感しています。
もちろんレッスンでは可能な限り「音楽性」を伸ばすようにレッスンをしています。
また、レッスンで伝えたことが練習中にできるということもとても大切なことです。
レッスンで感じを掴んで練習で反復練習できる状態が一番なのかなと思います。
そうすると勝手にどんどん上達していくことを生徒さん自身でも感じることができます。
■納得できる具体的な宿題を出す
とは言え「音楽性」を重視したレッスンの場合、ややもすると抽象的なレッスンでわかりにくく不完全燃焼してしまう場合もあります。
宿題はわかりやすく、簡潔に、そしてどうなっていればいい状態なのかを模範演奏をもって伝えています。
またそのためのテクニック練習はどのようにすればいいかを具体的にお伝えしています。
■講師側の想定以上に成長していると驚きと嬉しさがある
もし生徒さんが練習の中で音楽的に、成長しテクニック的にも問題なくクリアできた場合はレッスン実は講師はとーっても嬉しいんです!
結局、生徒さんの成長が一番うれしいんです!
特に音楽的に演奏し、生徒さん自身が「自分で考えてこのように演奏した」という根拠が演奏から伝わってくると私もとっても感心してしまいます。
そうすればさらに上のレベルでのレッスンができ、そのレッスンは有意義になります。
■まとめ
結局のところ生徒さんのレベルによって練習量ってかなり変わってきてしまいますが、「まちがった練習」をしないようにできるだけ効率よく生徒さんに伝えるようにしてできるだけ遠回りさせないように気を付けています。
また、生徒さん自身で「よく練習した」と満足感、達成感を味わえるように練習の成果がある部分については特に褒めちぎるようにしています。
そうすることで生徒さんのやる気も沸いて次のレッスンまでまた頑張ろう!といい連鎖になっていくのかなと思います。