
皆さん、こんにちは!代表の古川です。
皆さんの中には「対面レッスンよりオンラインレッスンの方が講師が楽なのでは?」と思われるかもしれません・・・。
実はオンラインレッスンってとてもプロフェッショナルな教育が求められるんです!
実際に対面とオンラインレッスンを多く行ってきた私がオンラインレッスンがいかにプロフェッショナルな対応を求められるかについてお話します!
※前提として対面レッスンを否定したいわけではないです。
オンラインレッスンって結構色々なスキルが必要なんだなぁということを感じていただければと思います。
■まず初めに講師側のITスキル、IT環境が求められる
オンラインレッスンを始めたい講師にとってまず求められるのはIT環境の整備と知識、スキル。
今まで行っていた対面レッスンとは違い、自らインターネット環境や音響機器をレッスン可能なレベルまでもっていかなければならないんですよね。
また、いざ!レッスンが始まってからも「あれ?うまくつながらない・・・相手の声が聞こえない・・・自分の声は大丈夫だろうか・・・」などトラブルは多いんです。
ITのプロフェッショナルである必要はないですが、講師側がリードして生徒さんとレッスン可能な環境まで整えてあげなくちゃならないんです。
(たまーに生徒さん側がとても詳しくてあたふたするときもありますー笑)
生徒さんが演奏しているときに限ってつながりが悪くなったりするんですよね・・・泣
インターネット、IT環境を整えてからやっと通常のレッスンが始まります。
■オンラインレッスンで「できること」「できないこと」を知る必要がある
音楽のオンラインレッスンってとても相性はいいと思うんです!
なぜかというと音楽って時間の芸術だから・・・と急に言い出しましたが・・・・
レッスンの時間を簡単に記録し成長記録として残すことができます。
また復習することもできるんですね。レッスンのポイントなども電子楽譜でやりとりするととても便利ですね!
ただし・・・便利なオンラインレッスンですが「できないこと」もたくさんあります。
倍音を正しく聴くこと、合わせて演奏(セッション)すること、ダイナミックスの表現を指導すること・・・これらがオンラインレッスンだと「苦手」なんです。
講師側が「できること」「できないこと」を事前に把握することでレッスンのカリキュラムを正しく考えることができるんですよね。
特に私が気を付けていることは「合わせて演奏できないこと」です。
レッスンに際して一緒に弾きたいという場合は事前に音源を録音して送っています。
レッスンではその録音に合わせて生徒さんに弾いてもらったりしています。
レッスンを工夫することで「できないこと」もできるようになります!
■言葉だけのコミュニケーションではなく身振り手振りが必要
私がオンラインレッスンを始めて最初の壁がこれでした・・・。
オンラインレッスンは相手に伝えるのはもちろん言葉ですが、より感受性を引き出したい、大げさに表現してほしいという場合は身振り、手振りを使って画面いっぱいに表現します。
またわかりやすくカメラアングルを変えたり、黒い背景の手前に手元を見せたりしてより分かりやすくするよう工夫しています。
オンラインレッスンを始めたばかりの頃はこの感覚がわからなく「なぜ伝わらないんだろう・・・」ととても悩みました。
対面レッスンにはない、オンラインレッスンならではのコミュニケーションの工夫がとても重要なんです。
■より分かりやすい言葉に置き換えて説明する必要がある
よりレッスンを分かりやすく、強調するためにも言葉を変えて伝える力が必要になります。
これは普段の生活や、もちろん対面レッスンでも必要ですが、オンラインレッスンでは画面越しのレッスンとなるため小さなお子さんが飽きないように言葉を変え、例えを用いてオンラインレッスンをする場合が多いです。
例えば、少し変わったリズムであれば音に名前などを付けてリズムを理解してもらうことをしますが、何度も同じやり方だと飽きてしまうため別の言葉に置き換えたり、全く違う練習方法をやってみたりします。
話す言葉を工夫することで相手の理解も深まりより楽しく、より音楽的に演奏できるようになることがあります。
■まとめ
ということでオンラインレッスンならではのレッスンの工夫や、そもそものITスキルが試されるため最初は色々トラブルや悩みがあります。
ですが、レッスン中は短いながらも最大限に充実させたいので事前のネットトラブルや回線切れはできる限り回避したいもの・・・。
常に臨機応変に対応できるように複数回線を用意したり代用することでオンラインレッスンの品質を保っています♪